ふたりブログ

itokoとabikoの2人による対話式ブログです。東北出身の2人が 方言丸出しでサブカルチャーや世の中の事をそこはかとなく、 時にはバッサリと語り合います。ファミレスで隣の会話を こっそり聞いている感覚で楽しんで下さい。 意味不明な方言があったらコメント欄でまで!

ソロモンの偽証 その8

そうなのや。
おいは何で知ったがは忘れたげど、結構直前気味に「前編」である事がわがったのよ。
多分、おめの目論み通りだど。

その証拠もあるわ。
今気付いたんだげど、映画を見終わった帰り道、映画のポスターが貼ってあったのを見たのよ。そこにエンドロールに席を立たないで最後の最後まで見て下さいって言う宣伝コピーのあるポスターが貼ってあったのを思い出したの。
おいは事前に前編だって事を知ってたから、エンドロールの後って、何かあったがなって不思議に思ったのや。思い出す限り、後編の予告しかねがった気がしたし、エンディングで何か犯人にまつわるヒントが隠されてたとも思えなかったしな。
それで合点がいった。
つまり、この映画は本当は「前編」である事を告知しないで観客を騙すやり口だったんだなって。1話で完結だと思ってみたら、なんと後編が来月に公開されるって事を最後の最後で知らされて、ビックリするわ続き気になるわって寸法だったんだな。

いやいやいや、これはかなりのガッカリ度だわ(笑)
一気に冷めたわ。
つまり、完全なる「2部作」で儲けよう発進の映画だっちゃ。

こんなんでは後編も期待でぎねーな。
後編の展開によっては、あるいは面白いのがもと期待してたのに。その可能性を80%ぐれ奪われた気分だわ。

でもや、これ映画をフォローするつもりは微塵もねーげど(自分をフォローするつもりでいうげど)、この仕掛け人が駄目だと思うわ。
あくまで前編を見た限りだけで言わせてもらうと、監督は決して悪くはねーど思うのよ。相米監督についでた人らしいんだげど、少なくとも当たり前に見られる映画は撮ってると思うのよ(偉そうだげども)。
俳優達も、演技に難はあっても、金八先生の生徒並みには演技してるし(笑)見れたものじゃないって程ではねがったと思うんだわ。
つまり、映画そのものは、絶賛はでぎねくても、そごまで悪いものではねがったど思ったど。
それが、前にも言ったげど、あのチラシの「日本中が涙する」みでな宣伝コピーといい、この最後の最後まで見てください!!なんてポスターといい、こういうので一気につまんねーものにされてるな。2部作はこういう企画の奴らの仕業だと解った瞬間に裏切られた気分になったわ。監督の意向ではなさそうだな。
どうりで前編の内容が薄すぎると思ったよ。2部作が必要な演出である可能性はかなり低いな。

もう一つ言うとさ、内容に触れてしまうげど、学校で起きた飛び降り事件が警察は「自殺」と判断したんだげど、ある生徒の告発で「殺人」の可能性が出て来たのよ。
でも警察は覆さない。だから、生徒達で裁判を開いて疑惑の人を裁こうとするあらすじなのよ。
これ、前編の最後の方で教師達から裁判をする許可を得るまで奮闘する話になるんだげど、ぶっちゃげ正直に言うと、学祭を開くのに夢中になってる生徒話みでな感覚になってしまって、「殺人」っていう重みに欠けるのよ。
生徒達で裁判をなんとかして開こうと必死になればなるほど、「そっちに力入れるのが?」ってなるのさな。これは原作のせいだべげっと、真相を暴く事が大事なんであって、それは裁判を開かなくても出来るんでねーがと思ってしまうのよ。
なんで学祭ノリで「裁判」にこだわるんだい?ってな。
これをおいは、後編で覆してけるもんだと思ってたのよ。
「だから「裁判」という方法しかねがったんだな。うまいな」ってな。
でも、そうなりそうもねーわ。この企画では。
単に生徒による裁判っていう状況が面白そうなだけの、中身薄い話になりそうだな。
後編見る前から残念。

abiko