ふたりブログ

itokoとabikoの2人による対話式ブログです。東北出身の2人が 方言丸出しでサブカルチャーや世の中の事をそこはかとなく、 時にはバッサリと語り合います。ファミレスで隣の会話を こっそり聞いている感覚で楽しんで下さい。 意味不明な方言があったらコメント欄でまで!

アルプスの少女ハイジのこと その5

ハイジは第三話に行ったのが?
第三話では確か牧場に行った話だよな。
ここで特筆すべきなのは、なんと言っても燃える山だな。
アルプスの山が夕陽に照らされて、山が赤く燃えているみたいに見えるシーンな。
そして流れる「夕方の歌」。この曲がいいのよ。
歌詞の内容は、ただ羊飼いが夕方になったがら帰ろうと山羊達に言ってるだけの話なんだげど、なんとも淋しく悲しげで、それでいてその情景の美しさを見事に表現してんだよな。最高だ。
この時にハイジが見たアルプスの美しい光景は、この曲と共に相当なインパクトとして残るんだよ。
そして後にハイジがフランクフルトに行った時、山や森が見たいと言って教会の塔のてっぺんにのぼる話があるべ?
ところが、見渡す限り石の建物しか建っていない。
その光景をハイジが目にした時、この「夕方の歌」が流れるのさな。限界だべ。
思い出しても泣けてくるわ。
これはハイジが悲しい心情になってっから、BGMの中で悲しげな曲を流したって安易な演出ではねーど思うのよ。重要なのは、この第三話の印象だとおいは思うんだわ。
他の歌付きの曲と比べると、この「夕方の歌」は極端に使用数が少ないのも、意図的なんでねーがとも思うんだよな。
この曲を聞いただけで、あの燃えるアルプスが思い出されて、ハイジが感じた自然の美しさが甦る。フランクフルトで石の建物を眺めながら、この歌が流れる事で、ハイジが山や森が見れなかった残念な感情以上の、郷愁の気持ちが何倍にもなって重なっていぐ感じ。たまんねーわ。

abiko